探偵業・調査業・興信とは

探偵業、調査業、興信業と言い方はありますが、
社会正義の実現、弱者の味方として日夜奮闘する
ばかりではありません。
探偵が存在するには依頼者がいなければなりません。

依頼者がいてはじめて探偵に業務が発生します。

探偵は公務員でも無ければボランティアでもありません。
依頼者から受け取る報酬で運営している一般企業であり営利目的の業種になります。



探偵のはしり

昔の探偵は現代における諜報員にあたるでしょうか。
スパイ行為も多々あったのではないかと推測されます。

19世紀イギリスでは、時代が流れ国が発展する中で産業・商業の情報収集の役割を果たすようになっていきます。
現在では自社や小会社などに調査部を設けることが多々あります。
保険業は保険加入者がリスクを含んでいると影響が少なくありません。
保険の探偵は加入者の信用状況、生活背景等の個人的情報を収集し、保険契約の判断材料としていました。

19世紀アメリカでは、警備上、治安上の要請から探偵が求められていきます。
警察が信用出来ず、私的警察としてガードマンやボディガードとしての役割を果たしました。

明治時代日本では、社会が安定しており情報にも価値も見いだせなかったことから
結婚調査、浮気調査が探偵の主な仕事になっていきました。
当初は全く別物で明治20年ごろまでは警察官=探偵と呼ばれていました。

探偵とは

・他人の行動・秘密などをひそかにさぐること。
また、それを職業とする人。
「一日の動きを探偵する」「私立探偵」

・敵の機密や内情をさぐること。
また、その役目。
スパイ。隠密(おんみつ)。密偵。「軍事探偵」